ユヴァル・ノア・ハラリ
ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)は、1976年イスラエル生まれの歴史学者、哲学者です。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻し博士号を取得後、現在はエルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えています。
彼の著作は世界的なベストセラーとなっており、特に『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』(2014年)は、人類の進化と文明の変遷を壮大なスケールで描き出し、世界中で大きな反響を呼びました。続く『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』(2016年)では、テクノロジーが人類の未来に与える影響について考察し、こちらも話題となりました。最新作『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』(2018年)では、現代社会の課題に対する洞察を提示しています。
ハラリは、歴史の大きな流れを捉え、現代社会や未来に対する示唆を与えることで、幅広い読者層に支持されています。著書では自由意志、意識、知能など、哲学的なテーマも扱っています。
テロは軍事力ではなく
人間の想像力に
作用する演劇である
私たちは神々を創造し
そして彼らを崇拝した
私たちは今
アルゴリズムを
創造しつつあり
おそらく彼らを
崇拝するだろう
私たちはかつて神を
恐れていましたが
今はテクノロジーを恐れています
幸福は、客観的な条件ではなく
期待との相関関係によって決まる
虚構こそが
大規模な人間同士の協力を
可能にする唯一のものである
歴史とはごく少数の人々が
ほとんど何もしない
大多数の人々に対して
何をするのかを
決める物語である