太宰治

戦後文学を代表する作家の一人。本名は津島修治。没落した名家の出身で、その生い立ちが作品に色濃く反映されています。「人間失格」、「斜陽」、「走れメロス」などが代表作。自身の苦悩や葛藤を赤裸々に描いた私小説的な作風が特徴で、多くの読者の共感を呼びました。酒と女性に溺れるなど波乱に満ちた生涯を送り、数度の自殺未遂の末、39歳で入水自殺を遂げました。